体験ルポ

とちぎの百様めぐり 無病息災!さのまると一緒に厄よけ編

体験ルポ

「コロナ禍でも明るく元気に過ごしたい!」。そんな思いから、"無病息災"を祈願するため佐野ブランドキャラクター「さのまる」と一緒に厄よけに行ってきました! 今回は厄よけ祈願をはじめ、佐野市の歴史やグルメも満喫しながら、とちぎの百様の名所を巡っていきます。
 
【佐野厄よけ大師(惣宗寺)様】関東屈指の厄よけ祈願を体験
佐野厄よけ大師(惣宗寺)様▲佐野厄よけ大師(惣宗寺)様
関東の三大師の一つである天台密教の寺院。御本尊に元三大師が祀られ、「厄よけと身体安全」などの祈願に全国から多くの人が訪れています。また境内には、佐野市出身の田中正造の墓や、日本随一の水子地蔵尊も安置されています。
 
≫とちぎの百様「佐野厄よけ大師(惣宗寺)様」ページへ!
 
全国から多くの参拝者が訪れる人気スポット

944年に藤原秀郷が春日岡(現在の城山公園)に創建した天台宗の寺院で、1600年に現在の場所に移転。「佐野厄よけ大師」という名で周知されていますが、本来の名前を「惣宗寺(そうしゅうじ)」、正式名称は「春日岡山 転法輪院 惣宗官寺(かすがおかやま てんぽうりんいん そうしゅうかんじ)」と言います。地元の人からは「春日岡(かすがおか)」とも呼ばれているとか。全国からたくさんの人が訪れ、正月には約100万人以上の参拝者が訪れます。
 
さのまるが、みんなの無病息災を祈願!

さのまると一緒に、とちぎの百様めぐりがスタート! 「やくよけで、みんながげんきになってほしいな~」と張り切っています。境内に入ると、さのまるのパネルが出迎えてくれました。さっそく参拝記念にパチリ☆ さて、どんな体験ができるのでしょうか!
 
古来より伝わる「御護摩祈祷」で厄落とし

こちらで行われているのは、古来より伝わる「御護摩祈祷」。護摩はインドの言葉で、「梵焼」を意味します。インドでは釜の中に火を焚き、炎の中に穀物などを投げ入れ、煙が供物として天の諸天善神に届くことにより功徳が得られると教えられています。
さのまるも、さっそく御護摩祈祷を受けることに。本堂の中でお経を聞いた後は護摩の浄化を受けるため、炎に近づいて煙を浴びます。
 
厄よけ祈願が無事に終了!

厄よけ祈願が終わり、「どきどきした~」っとほっとした様子。いつもはのんびりだけれど、終始真剣なさのまるでした。さのまるの願いが届きますように!
 
田中正造とも縁の深い場所

足尾鉱毒問題に身を投じた田中正造も佐野市出身です。一時期は佐野厄よけ大師に事務所を構え、政治活動に励んでいた時期もあったほど縁の深い寺院なのだそう。葬儀もこちらで行われ、境内に墓があります。没後100余年になりますが、毎年9月4日には法要が行われています。
そのほか境内には佐野東照宮、水子地蔵尊、佐野市指定文化財の鐘楼堂などがあります。参拝の後に散策してみるのもおすすめですよ!
 
【いもフライ様】地元の人たちに愛されているソウルフード
いもフライ様▲いもフライ様
「いもフライ」は蒸したジャガイモを串に刺して揚げ、特製ソースをかけた佐野発祥の名物グルメです。明治時代から地元の人たちに親しまれ、2003年に「いもフライの会」が発足。現在加盟店は27店舗にものぼり、市内各地で「いもフライマップ」も配布されています。
 
≫とちぎの百様「いもフライ様」ページへ!
 
佐野発祥の名物グルメをいただきます!

お参りの後は「おやつの店 ぴのや」で腹ごしらえを! この日は暑かったせいか、ややバテ気味のさのまる(笑)。「おなかペコペコだよ~」と待ちきれない様子です。こちらで味わえるのは、佐野名物の「いもフライ」と「佐野黒から揚げ」。もともとジャガイモ畑が多かったという佐野地域。「いもフライ」はジャガイモを串揚げにし、行商人がリヤカーで販売していたことから庶民のおやつとして定着したそう。
「佐野黒から揚げ」は“地元のソース文化を活用し、佐野の魅力を広めたい"と奮起した「パパプロe街佐野奉行所(佐野市を愛するパパたち)」が、2018年に開発したオリジナルメニュー。佐野黒から揚げには条件があり、1.ソース味であること2.ガリッとクリスピーであること3.黒であること4.スパイシーであること5.パパプロe街佐野奉行所のお墨付きを得ること、なのだそう。ソース味のから揚げは初めて! どんな味がするのでしょうか。
 
いもフライと新名物の“佐野黒から揚げ"が登場!

揚げたてのいもフライと佐野黒から揚げがきました。おいしそう~♪ いもフライはジャガイモのほくほく感と、少しモチッとした生地が相性抜群! 地元のメーカーが手がけたソースには佐野の名水が使用され、フルーティーな味わいが特徴です。
お次は気になる佐野黒から揚げですが、一口食べてみるとカリッとした衣にスパイシーな味わい。普通のから揚げとは全く違いますね。ソースの旨みが後を引き、これはやみつきになりそうです! 市内の専門店をはじめ、道の駅やサービスエリアでも味わうことができます。それぞれに個性があるので、食べ比べてみるのもいいですね☆
 
大好物のいもフライでパワーチャージ!

さっきまでグッタリしていたさのまるが復活しました! 腰に携えてるいもフライの剣を掲げ、「だいすきないもフライをたべて、げんきいっぱい♪」とご機嫌です。やはり佐野で生まれ育ったさのまるにとっても、欠かすことのできないソウルフードなんですね。
 
近くにある「さのまるの家」にちょっと寄り道!

市役所の向かいにある「さのまるの家」にやってきました。オリジナルグッズの販売や、さのまるの思い出の写真が展示されています。そのほか観光案内も行っているので、佐野市を訪れた際は気軽に立ち寄ってみてくださいね☆
 
≫とちキャラ-ズ(とちまるくん、さのまる他)様はこちら
 
【田中正造様】田中正造の人生、偉業を辿る
田中正造様▲田中正造様
佐野市生まれの政治家(1841~1913年)。日本初の公害事件として有名な「足尾銅山鉱毒事件」に率先して取り組んだ衆議院議員として知られています。生涯を通し、渡良瀬川流域で鉱毒の犠牲になった人々の実情を訴え、国と戦い続けました。
 
≫とちぎの百様「田中正造様」ページへ!
 
田中正造の歴史を学びに「佐野市郷土博物館」へ

次は、佐野市の歴史・文化にふれられる「佐野市郷土博物館」へ! 「たなかしょうぞうさん、とてもゆうめいなひとなんだよ!」とさのまる。こちらには田中正造展示室があり、1万点以上もの資料が収められています。
田中正造は、1841年に佐野市の名主・田中富蔵の長男として誕生。幼少時代から英才教育を受け父の後を継ぎましたが、「地域社会を変えたい」という思いから一念発起し38歳で政治の道へ。51歳から足尾銅山から流出する鉱毒水で被害を受けた人々を守るため、「足尾鉱毒問題」に立ち向かいました。
 
すべての事柄、当時の感情を書に記す

勤勉な性格である田中正造は書を書くのが習慣であり、仕事に関することはもちろん、日々の感情や思想、あらゆる事柄を手紙や日記に残していたそうです。死後に発刊した田中正造全集は、なんと20巻にも及んだそう! 同館では日記をはじめ、実際に身に付けていた衣類や、鉱毒問題の解決を求め明治天皇に渡そうとした直訴状などが多数展示されています。政治家として邁進してきた姿が、鮮明に浮かんでくるようです。
 
人を救うために戦い続けた熱き人生

生きながらにして伝説を作り続けた田中正造は、個性的な人柄ゆえに慕う人もいれば嫌煙する人もいたとか。しかしながら、圧倒的な存在感は世の中に大きなインパクトを与え、自身の信念を曲げることなく人生を全うしました。没後すぐに伝記を作ろうとする動きがあったのは田中正造が偉大なだけでなく、「田中正造の生き様、思想に薫陶を受け、『その歴史を後世まで残したい』と強く願う若い有志の存在があったから」と教えてくれた館長の茂木さん。人のために走り続け、亡くなった時の遺品は衣類のほか、小石や聖書などほんの少しで、「私」という欲の部分がほとんどなかったというから驚きです。
私たちが教科書で得られる情報は、ほんの一部分。今まで知らなかった田中正造の歴史、内面を知ることができ、より興味が湧きました!
 
佐野の歴史が分かる常設展、企画展も随時開催

そのほか、古代から現代までの佐野市の歴史を辿った常設展、さまざまなテーマで企画展を開催しています。この日は恐竜展を開催していました。さのまるは発掘された鎧や、迫力満点の恐竜に夢中! 秋からは田中正造の企画展が開催されるそうです。
 
【とちぎの梨様】自然豊かな環境で育ったとちぎの梨
とちぎの梨様▲とちぎの梨様
栃木県では梨の生産が盛んに行われ、収穫量は全国でも上位に入ります。果実が大きい「にっこり梨」は栃木県のオリジナル品種。一般的な梨に比べ約3~4倍の大きさで、中には1玉で1kgを超えるものも。瑞々しい甘さと秋冬まで味わえる高い貯蔵性が魅力です。
 
≫とちぎの百様「とちぎの梨様」ページへ!
 
太陽の日差しをたっぷり浴びた新鮮な梨、夏から秋にかけて梨狩りも実施

学びの後は、甘いもので気分をリフレッシュ! 「さのしでは、おいしいくだものがたくさんとれるんだよ」とさのまるが教えてくれたので、「清水農園」にやってきました。佐野市は年間を通して気候が良く、桃や梨の生産が盛んなのだそう。
 
清水農園がある「佐野フルーツライン」では20数軒の果樹園が軒を連ね、桃・梨などの直売や梨狩りが体験できるんです。性フェロモン剤を利用し、低農薬で栽培しているそうですよ。安心して食べられるのがうれしいですね!
こちらでは、桃は白鳳、あかつき、山根白桃、黄金桃など、梨はおりひめ、幸水、甘太、にっこりなどを生産しています。7月は桃狩り、8月中旬~10月は梨狩りが楽しめるんですよ。
 
種類豊富なアイスや加工品もおすすめ!

季節の果物を使ったアイスやジャムも販売しています。今回、桃のアイスをいただきました。「あまくておいし~!」と、さのまるもニコニコです!
桃のドレッシングは今年登場したばかりの新商品。園内の桃を使っているので、収穫した品種によって味も変わるそうですよ。どの桃が味わえるのか楽しみですね!
 
厄よけ編・佐野めぐり お気に入りショット

関東屈指の厄よけスポットをはじめ、佐野には美味しい食べ物や見どころがいっぱい! 「たのしかった~! まだほかにもいいところがいっぱいあるんだよ☆」とさのまる。また新たな魅力を見つけに出かけたいです♪
 
 
(取材日:2020年8月)