とちぎの百様

もおかてつどうさま

真岡鐵道

のどかな風景の中を走るSLが絵になる

日本で唯一、毎週末SLが走る非電化ローカル線だよ!

 やあ、ボク真岡鐵道だよ。栃木県の茂木駅と茨城県の下館駅の41.9キロメートルを結ぶ非電化ローカル線なんだ。蒸気機関車C11とC12が、「SLもおか号」として毎週末走っているんだ。蒸気機関車以外にも、ディーゼルエンジンで走る機関車や気動車が走っているよ。
 
 線路が走る里山には、のどかで美しい田園風景が広がっているんだ。満開の桜や新緑、可憐なコスモスや雪景色など、一年中違う魅力を見せてくれる。車内から景色を楽しむのはもちろん、撮影する人も多いんだ。なんたってボクには架線や架線柱がないから、いろいろなアングルから自由に列車を撮影できちゃうんだよ。これってなかなか珍しいんだ。ボクにファンが多いのも納得でしょ。
 
 そうそう。ボクの家、巨大なSLの姿をした真岡駅は、ほとんど鐵道博物館といっていいんじゃないかな。9600型蒸気機関車(大正時代生まれ)や国鉄時代の貴重な車両やローカル線で活躍した車両が展示されているから、鉄道ファンじゃなくてもきっと楽しめると思うよ。見学は無料だから、ぜひ遊びに来てね。