とちぎの百様

にっこうゆばさま

日光湯波

大豆(だいず)を原料とした上質な味わいは女性に人気の健康食

懐石からスウィーツまで、あらゆる料理に百変幻する健康食品です。

 “葉”じゃないわよ、“波”よ。お気をつけあそばせ。あら、わたくしの名前のことよ。ゆばというと、“湯葉”と書く方もいらっしゃるけれど、それは京都でのこと。日光市では、“湯波”なのよ。どちらの「ゆば」も大豆から出来た豆乳を煮詰めたときにできる表面のうすい膜を、引き上げたものなんだけど、”湯波”と”湯葉”では、膜の引き上げ方が違うのよ。膜を二重にして引き上げたものが”湯波” 、一重で引き上げたものが”湯葉”。だから厚みに違いがあって、しっかりした食感と食べ応えが”湯波”の特徴なの。
 
 もともとは、中国でお坊さんが食べる精進料理だったのよ。修行僧たちの貴重なたんぱく源だったから、二社一寺がある日光に伝わったのね。「日光湯波」は、1000年以上の歴史があるのよ。
 
 湯波といっても、引き上げたそのままの生湯波や、巻いて揚げた揚巻湯波などいろんな種類があるのよ。もともと大豆の優しい自然な風味だから、アレンジは自由自在。日光では、懐石仕立てのコースから、ラーメン、そば、パスタといった麺類、プリンやまんじゅうといったスイーツまで、あらゆる湯波を楽しむことができちゃうの。それとね、低カロリーで大豆イソフラボンが豊富、さらに様々なアミノ酸を含んでいるわたくしは、健康食品としてもすごく優秀なの。是非あなたの健康にも役立ちたいと思っているわ。

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