とちぎの百様

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さのやくよけたいし(そうしゅうじ)さま

佐野厄よけ大師(惣宗寺)

関東の三大師の一つ、田中正造も眠る

正月に100万人以上が参拝する人気のお寺の正式名称は?

 私の名「佐野厄よけ大師」は通称で、本当の名前は「惣宗寺」、地元の人たちには「春日岡(かすがおか)」と呼ばれているのじゃ。なぜなら正式名称を「春日岡山(かすがおかやま) 転法輪院(てんぽうりんいん) 惣宗官寺(そうしゅうかんじ)」と申すからなのじゃが、あなたは、ご存知だったかな?
 
 944年、藤原秀郷(平安時代中期の貴族)が春日岡(今の佐野城址の地)に創建し、1600年、佐野城の築城にあたり、現在地に移転。ご本尊として厄よけ元三慈恵大師を安置し、厄よけ、身体安全の祈願を続けているため、毎年正月には、約100万人以上が参拝するほど人気なんじゃ。
 
 また私は、日本随一の水子地蔵尊も安置しておる。日本では、毎年多くの幼な児の御霊(みたま)が葬(ほうむ)られているといわれており、厄よけ大師1000年御遠忌の記念事業として、昭和53年に建立されたんじゃ。いつもたくさんの花やおもちゃが供えられておる。そして日本の公害の第一号といわれている足尾鉱毒事件で知られる田中翁の分骨(別のお墓に埋葬すること)地でもある。百回忌をこえた今でも、数多くの人が訪れ、日本の平和を祈念しているのじゃ。
 
 かように由緒正しき歴史や多彩なご利益がある私。ぜひお正月以外でも、気軽に足を向けていただきたい。

インフォメーション

■佐野厄よけ大師(惣宗寺)
〒327-0015 栃木県佐野市金井上町2233