とちぎの百様

わたらせがわさま

渡良瀬川

渡良瀬橋から夕陽の中で眺めたい

花火もプールもおまかせ!あの名曲でも有名な愛すべき川なのです。

 私は、足尾の山々を水源とし、足利や佐野の地を通り、本流たる利根川に合流する一級河川「渡良瀬川」でございます。その長さは、約107キロメートル。かつては船を使った貿易がさかんに行われ、足利市は織物産業地として発展してゆきました。
 
 足利市は、北西から南東にかけて長いまち。その真ん中を私が通っておりますので、全部で十二本の橋が足利市の北と南をつないでおります。その橋の一つが全国的に有名な「渡良瀬橋」でございます。沈む夕日を背景にした、渡良瀬橋とトラス橋のシルエットがあまりに美しく、その抒情を歌手の森高千里さんが歌った『渡良瀬橋』は、当時知らぬ人はいないほどの大ヒット曲となりました。
 
 そんな訳で私を見ると、あの曲を口ずさむ方はたくさんいらっしゃいます。歌詞がうろ覚えでもご安心ください。渡良瀬橋の北側のたもとには、『渡良瀬橋の歌碑』が設置されてございます。歌詞を確認しながら、周りに迷惑にならないよう、思いきり歌っていただけます。
 
 夏ともなれば、北関東最大規模の「足利花火大会」が行われたり、ファミリーで賑わう「足利渡良瀬ウォーターパーク」があったりと、私の周りにはいつも人々の笑顔でいっぱいです。”皆さまに愛される川”という幸せ、これからもずっと続くことを願っています。

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