とちぎの百様

りゅうもんのたきさま

龍門の滝

幅65m落差20m、迫力ある烏山の大滝

“栃木のナイアガラの滝”と呼ばれる、ダイナミックな大瀑布なのじゃ!

 私は、JR烏山線の滝駅から徒歩で5分、那珂川の支流 江川にかかる幅65メートル高さ20メートルの大滝じゃ。広い横幅でダイナミックに落ちる様子から、“栃木のナイアガラの滝”と呼ぶものもおる。滝の中ほどには、女釜と男釜と呼ばれる2つの穴があって、そこに大蛇が住んでいたと言われておってな、その伝説から「龍門の滝」と名づけられたのじゃよ。
 
 滝の周辺は遊歩道で整備されているから、とても歩きやすいし、水しぶきが顔にかかるほど間近に滝を見ることができるのじゃ。水量が少ないときは、中洲に渡れるから、さらなる迫力を全身で感じることができるはずじゃ。周りを見渡せば、大自然がいっぱい。春はお花見、夏は萌える緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、1年中いつ来てもそのときしか見られない風景を楽しめるんじゃ。特に夏季と冬季には、滝のライトアップが行われ、いつもは見られない、幻想的な美しさを見せてくれるぞ。
 
 そうそう。入口にある「龍門ふるさと民芸館」にも、ぜひ立ち寄っていただきたい。滝を見下ろす展望台、パワースポットとして人気の龍門洞、この地の民話や伝説などを紹介するコーナーなどが、なんと無料で楽しめるんじゃ。我が伝説を楽しみながら心に刻んでいただけたら幸いである。

インフォメーション

■龍門の滝
〒321-0633 栃木県那須烏山市滝