とちぎの百様

にっこうすぎなみきかいどうさま

日光杉並木街道

神々しい空気感!ギネスも認める世界一長い並木道

雄々しくも神々しい「日光東照宮」への参道を歩こう!

 400年の歴史に想いを馳せ、長い長い参道を歩いてゆくと、やがて世界遺産・日光の社寺へとたどり着く。私、「日光杉並木街道」は、日光・例幣使・会津西の三街道の全長37キロメートルにわたり、約12,300本もの杉がそびえる世界一長い並木道である。それらの杉は、家康の家臣であった松平正綱・正信親子が日光東照宮に寄進するため植栽したもので、1625年ごろから、20年余りの歳月を費やして並木道がつくられたのだ。杉とは古来より神の木と言われている。だから正綱は、これらの街道を日光東照宮への参道として見立て、杉を植えたのだ。クルマから降りてこの参道を歩いて欲しい(日光杉並木公園近くには散策に適した並木道がある)。その神々しく厳かな雰囲気を感じることであろう。
 
 さて、これらの杉には、一本ごとに個性がある。特に有名な木も何本かあり、たとえば日光市七里にある「並木太郎」は、杉並木で一番大きいといわれている巨木である。また、日光市瀬川の「砲弾打込杉」は、戊辰戦争の時の砲弾跡が残る。さらに日光市森友にある「並木ホテル」は、人が4人くらい入れるほどの大きな洞があるのだ。江戸時代に想いを馳せて、歩いてみてほしい。きっと素敵な発見に出会えることだろう。