日光いろは坂を上り、中禅寺湖畔の先に広がる手つかずの美しい自然、それが私たち”奥日光の湿原(戦場ヶ原、小田代ヶ原、湯川)”です。戦場ヶ原は、100種類以上の湿原性植物が生育する本州最大級の湿原。そして小田代ヶ原は、湿原から草原への遷移過程にあって、湿原性と草原性、両方の植物が生育しています。その生い立ちは、約2万年前の火山の噴火で川が堰き止められて湖が出来、さらにその後の火山の噴火によって湖が軽石流で埋め尽くされ、ここに生えた植物が泥炭化したことによるのだけど、それは、とてもとても長い年月をかけて自然が作り上げた奇跡でした。
だから私たちは、国際的に守られるべき大切な存在として、平成17年「ラムサール条約湿地」(正式名称「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」)に登録されたのです。
とってもデリケートな私たち”奥日光の湿原”を守るため、木道を敷いて湿原を傷つけずに観察できるようにしたり、一般車両の乗り入れを規制して低公害バスを走らせたりと、さまざまな努力が積み重ねられていること、是非あなたにも知って欲しいと思います。
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おくにっこうのしつげん(せんじょうがはら、おだしろがはら、ゆかわ)さま
奥日光の湿原(戦場ヶ原、小田代ヶ原、湯川)
様ラムサール条約にも登録!日本有数の幻想的な自然の宝庫