とちぎの百様

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しもつけやくしじあとさま

下野薬師寺跡

歴史ロマンが薫る、日本三戒壇(かいだん)の一つ

「天下の三戒壇」として栄華を極めた巨大寺院でございます。

 下野市に今も残る“薬師寺”という地名。ちょうどそのあたりに、私「下野薬師寺」は建てられておりました。残念ながら今は当時の建物はほとんどなく、それゆえ「下野薬師寺“跡”」と呼ばれております。
 
 私が建てられたのは、遡ること実に1300年以上も昔、飛鳥時代のことと言われます。奈良時代には、たくさんのお坊さんやお坊さんになりたい人達が、全国から集まっておりました。なぜなら、その時代、お坊さんになりたい人は、「受戒」というテストを「戒壇」という施設で受けなければならず、「戒壇」のあるお寺は日本にたった三つしかなかったのです。それが、私「下野薬師寺」と奈良県の「東大寺」、福岡県の「筑紫観世音寺」でした。「天下の三戒壇」の一つに数えられた私が、どれだけ格式高い重要なお寺だったか、おわかりいただけることでしょう。
 
 華やかな奈良時代を経、今から約450年前の戦国時代に火事に遭い、とうとう燃えてなくなってしまいました。その後、大正10年、私の歴史的価値が認められ、「国指定史跡」となりました。今では建物の一部が復元され、貴重な資料を展示する資料館も建てられています。是非一度、広大な敷地を歩きながら、大いに繁栄した当時に想いを馳せ、歴史ロマンに浸ってみてはいかがでしょうか。

インフォメーション

■下野薬師寺跡
〒329-0431 栃木県下野市薬師寺1635