とちぎの百様

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こいさごやきさま

小砂焼

素朴な中にも上品な色合いが特長

益子焼よりも歴史は古い!素朴ながら上品に輝く“金結晶”をみておくれ。

 私の出身は、那珂川町の北部に位置する小砂地区。美しい里山の風景に、清流「那珂川」が流れている、まさに日本の村って感じのところです。お陰様で平成25年には、県内で初めて「日本で最も美しい村」連合に加盟を認められたんだけど、「里山に伝わる伝統の技」として、私「小砂焼」の存在も加盟の判断に大きく影響したって、言われているのです。
 
 私の歴史は、1830年に遡ります。水戸藩主徳川斉昭(とくがわなりあき)(烈公)が、この陶土を発見して、水戸藩御用窯の原料として使われたのがきっかけと言われています。
 
 「小砂焼」の特長といえば、なんといっても“金結晶”!この釉薬(ゆうやく)をかけると、独特の金色を帯びた黄色に仕上がるのです。また、ほんのり桃色の上品な“辰砂(しんしゃ)”も有名ですね。素朴な中にどこか優雅さを感じさせるのが、「小砂焼」の真骨頂と言えるでしょう。
 
 現在、窯元は数軒と多くはありませんが、それぞれが個性豊かな作品をつくっています。中でも「藤田製陶所」は、なんと創業160年。陶器市といえば益子が有名ですが、こちらでも春と秋に陶器市を行っているんですよ。
 
 実は、益子焼よりも歴史がある「小砂焼」。栃木を代表するもう1つの焼き物として、しっかり覚えておいてくださいね!