とちぎの百様

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なすのよいちさま

那須与一

源平屋島(げんぺいやしま)の戦いで扇の的を射抜いた

“与一くん”のモデル!約800年前に生まれたヒーローなのだ。

 大田原市のご当地キャラクター“与一くん”はご存知かな?弓をもったかわいい顔立ちで、着ぐるみにもなってイベントなどに参加しているから、ご存知の方も多いと思う。そうそう、そのモデルこそ、私、那須与一のことなのだ。私は、平安時代末期に実在した勇敢な武将。那須氏の十一男として誕生し、幼少期を過ごしたのだ。因みに“与一”という名前は、十あまる一という意味で”余一”とも記されるのだ。名前から、11番目に生まれたことがわかるって、面白いだろう?
 
 私は、幼い頃から弓がとっても上手だった。年上の10人の兄さんたちよりも上手いので、父も大層驚いていたものだ。そんな私が有名になったのは、「治承・寿永の乱(平安時代末期の6年間に及ぶ内乱)」四国屋島でのことだった。海に逃げた敵軍は、小船の竿の先端に扇をつけて、我らを挑発した。そこで、その扇を射抜くよう、源義経公より命じられたのが私だった。かなりの重責に私は緊張し、最初は断ったのだが、やがて意を決して馬で海に入り、精神を統一して弓を放った。すると、その弓は正確に扇の要の上を射切り、扇は空に舞い上がった。このドラマティックなエピソードは、かの有名な「平家物語」にも記されているので、ぜひ読んでみてほしい。
 
 まさに誇るべき地元のヒーロー、そう思わないか?私をモデルにした”与一くん”共々、これからもよろしくお願い申し上げる!